ConceptSIMPLE Inc. 11のコンセプト

使わない夢のウッドデッキ

シンプルな家のための、長いはなし⑧

使わない夢のウッドデッキ

「新しい家には、ぜひウッドデッキが欲しい」。そう考える方はとても多いと思います。お子さんの遊び場や休日のバーベキュー、気持ちいい日差しを浴びながらのうたた寝…そこで過ごす時間を考えるだけでも、ワクワクしてきますね。

そんな夢の象徴ともいえるウッドデッキですが、実際に作った家では思ったような使い方ができていないパターンがほとんどです。というのも、一般的な設計のウッドデッキはリビングに接した日当たりのいい場所に作られます。南側に道路が面している土地では、日当たりのいい場所はイコール通りからの目線にさらされる場所でもあります。そんな場所では、くつろいだプライベートな姿なんてとても見せられませんよね。だからといって日の当たらない北側に作ってしまっては、日が当たらず居心地の悪い場所になってしまいますし、どちらにしてもお隣の視線から逃れることはできません。

そんなウッドデッキが辿るのは、使われずに放置され、やがて朽ちていくという悲しい末路です。高いコストをかけてせっかく作った、夢の象徴だったはずのウッドデッキがそんな扱いをされるなんて、あまりにももったいないですよね。

でも、ここでお伝えしたいのは「ウッドデッキをすっぱり諦めてください」という話ではありません。むしろ「めいっぱい使えるウッドデッキを作ってください」という話です。周囲からの目が気になるのであれば、その目線が届かない場所に作ればいいのです。つまり、家の内側に。

それにもっとも適しているのは中庭です。そこに配置したウッドデッキはご近所からの目線が届くことのない、まさにプライベートな空間。ラフな格好でお昼寝をしていても、誰にも見られることはありません。また中庭なら生活のいろんな場面で目に入りますから、「ちょっと出てみようかな」という気持ちになりやすく、おのずと使用する頻度も高くなります。さらに中庭があることで家全体に光を採り込むことができますし、洗濯物を干すスペースとしても利用すれば、家事動線を短縮しつつ、洗濯物で美しい家の外観を損なうこともありません。夢のウッドデッキを理想どおりにきちんと使えるようになるだけでなく、ウッドデッキがあることでメリットまで生まれるというわけです。

ウッドデッキに限らず、家にあるものすべてに「作ってよかった」と思える家づくりをしたいなら、ぜひ『SIMPLE Inc.』にご相談ください。

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